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生き残りをかけたブランド戦略

10年以上前からブランディングに興味を持ち、たくさんの本を読みました。当時はブランディングと名のつく本は数えるくらいしか無かった時代でした。本にはなるほどと思う事がたくさん書かれていましたが、それが現場でどれくらい通用するのかと実践する為に、プロダクトブランディングが盛んな化粧品業界に転身し、中小企業やベンチャー企業をはじめとした100件以上のブランドに携わってきました。

多い時は10件程の案件を同時進行していたのでブランドでいうと100、SKUだと300は携わってきたと思います。平日は毎日終電。金曜日は朝まで。土曜日は昼まで寝てそれから出勤。日曜日は死んだように寝るそんな20代でした。プロダクトブランディングと言えない程、断片的な関わり方も多かったので、その全てが納得できる仕事だったかというとそうでもなくて、あの時もっとこうしてたら良かったと悔しくて思う商品ばかりでしたが。

その中で4〜5件程度は、今でも店頭に並び売れ続けています。ひとつ商品がヒットすればブランドとして拡大してゆき、自社ビルが建つと言われていた時代もあったくらい、化粧品業界は若手で構成された数名のメンバーで何十億と稼いでいる会社もあるので、夢のある業界です。手掛けた商品がメーカーさんの飯の種になれた時に本当に喜びを感じました。

飲料や食品業界では、センミツという言葉があるくらいヒットの商品の可能性は、1000件中3件の確率と言われています。商品をリリースして数週間で勝負は決まり売れなければ即撤収。市場はいつだって戦場なのです。

そんな中でヒットする商品には、共通した3つの理由が隠されている事に気づきました。こちらのブログでは、今まで言語化して来なかった内容を少しづつまとめてゆけたらと思っておりますので、お付き合いの程どうぞよろしくお願いします。